フィンランドのなんとも素晴らしい国立公園

フィンランドにある41の個性豊かな国立公園の中から、お気に入りを見つけよう

フィンランドには、ヨーロッパでも屈指の美しさとアクセスの良さを誇る自然体験が楽しめる、41の国立公園があります。群島の海に抱かれた海岸線、湖水地方の静かな湖畔、ヘルシンキ近郊の森林トレイル、そしてラップランドの手つかずの丘陵地帯まで、それぞれの公園が多彩な風景と地域の文化を映し出しています。

ヘルシンキからの日帰り旅行でも、北部での数日間のハイキングでも、そこには静けさと美しさが広がるトレイルがあり、四季を通じて自然と深くつながる体験が待っています。しかも、いつでも無料で楽しめます。

クレジット: Daniel Taipale

フィンランドの国立公園が特別な理由

フィンランド全土に点在する41の国立公園は、それぞれ異なる自然環境と地域文化に根ざしており、気軽なハイカーから本格的な冒険家まで、誰もが楽しめる場所が見つかります。ほとんどの公園は通年で利用可能です。

南部には、ヘルシンキからほど近いヌークシオ国立公園やシポーンコルピ国立公園があります。静かな森や湖が広がり、整備されたトレイルやたき火スポットも完備。運が良ければ森にすむトナカイに出会えることもあります。

湖水地方のリンナンサリ国立公園やコロヴェシ国立公園では、水の風景が主役。カヌーやカヤックで森に囲まれた島々を滑るように進めば、ミサゴの姿や、希少なサイマーアザラシを目にすることもあるでしょう。

西海岸や群島地域には、ボスニア湾国立公園や群島国立公園など、海と静けさが出会う場所があります。風に削られた岩礁、漁業の伝統、そして灯台が織りなす海辺の風景は、どこまでも続く水平線と澄んだ海風が心を整えてくれる特別な体験です。

ラップランドでは、パッラス=ユッラス山岳地帯国立公園やウルホ・ケッコネン国立公園の広大で野性的な丘陵地帯が広がります。白夜の下、ツンドラのような風景を歩き、冬にはオーロラのもとでスノーシューを楽しめます。

Credits: Jussi Helttunen

フィンランドの国立公園マップ

こちらの地図では、フィンランドのすべての国立公園をご覧いただけます。ピンをクリックすると、それぞれの公園の特徴や見どころをチェックできます。

楽しめること

清らかな北欧の自然を体験し、楽しむ方法はたくさんあります。一人旅でも子供と一緒でも、国立公園にはたくさんの選択肢があります。ラップランドで釣りをして、アクセシブルなハイキングコースで短いハイキングを楽しみたい? トラベルプランナーを使って国立公園への旅の準備を始めましょう。

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Take a moment in Finnish nature

知っておくべきこと

ありのままの自然を保全するためにできることはすべてやりましょう。自分のゴミも他のハイカーが残していったゴミも拾ってゴミ箱に捨て、お手本を示しましょう。

夏や秋に森を歩くなら、ベリーやキノコを自由に摘みましょう。そういった自然の恵みは無料で摘むことができますが、自然享受権について事前に理解しておきましょう。

キャンプファイヤーは指定の場所のみで焚けます。可能な限りキャンプ用コンロを使用してください。ガイドラインを読んで、国立公園でのエチケットを守りましょう。

クレジット: Julia Kivelä

持ちもの

天気が悪いということはない、服装が適していないだけだということわざがあります。大自然の中に出かける時には、天候と季節に適した服装や用具を用意していきましょう。既製のパッキングリストで事前に持ち物をチェックしておくとよいでしょう。

どうやって行くのか

車を持っていないけど? ご心配なく。ほとんどの国立公園に環境に優しいバスや列車で行けます。群島と沿岸地域では、国立公園の中に小島もあるので、公園内を最大限に楽しむのにはボートやフェリーを利用しなければならない場所もあります。

まずは国立公園までのルートを計画することから始めましょう。旅の予約が終わったら、カーボンフットプリントを相殺することを考慮してみましょう。

フィンランドの国有鉄道

フィンランドのトラベルプランナー

地域別国立公園

さまざまな地域の国立公園の詳細をお読みください。レイクランド、ヘルシンキ、海岸と群島、ラップランド。

ラップランドの国立公園

北極圏の自然の本格的な魅力を体験するのにラップランドの国立公園ほど素晴らしい場所はありません。